ディズニーランドに絶叫マシンが不必要な理由
ディズニーランドのオリジナル性は、いうまでもなくメジャーなキャラクターである。
ミッキーに関しては、しかも老若男女を問わない。
日本独自のキャラクターでもメジャーなものは多い。
特にミニーをはじめとする多彩なキャラクターは、日本だけではなく全世界で長く愛されてい アメリカをしのぎ豊富で個性的なキャラクターを多数排出している。
ドラえもん・キティちゃん・サザエさんのほか、手塚アニメなども幅広い支持がある。
ポケモ ン・遊戯王・ワンピース・ドラゴンボールといったキャラクターも、後発ながらそのファンは多い。
しかし、これらにはプームがあったりファン層に偏りがあったりするなど、やはりミッキーにはかなわない。
ドラえもんは小学生以下が中心だし、キティちゃんは女の子限定だ。
サザエさんはリアルすぎてテーマ パークのキャラクターには向いていない。
手塚アニメはテーマパークなどいろいろ計画もあるようだが、手塚氏の没後はアニメや漫画のストーリー的な新展開がない。
ポケモンなどのアニメキャラクターは、基本的にはプームである。
原作の漫画が終了すると同時に廃れるものが多い。
何よりも、ミッキーとは歴史も違う。
すでに老人の世代の人たちも、子供のころにミッキー!と接していた経験を持つ人がいる。
しかも、ウォルト・ディズニー没後もミッキーは生き続けており、いろいろ新しい物語の展開も図られている。
それだけではない。
ディズニーでは世界中で愛されている物語をディズニーキャラクターに演じさせたり、ピーターバンや白雪姫・シンデレラのような物語上の人物を、新たなキャラクターとしてディズニーの中に加えている。
しかも、そういったいわゆるディズニー映画も作り続けられており、いくつもの新たなキャラクターが高い頻度で作られている。
いわば、ディズニーワールドもまた永遠に完成しない世界なのだ。
また、テーマパークの中にある一つ一つの遊具のベースはどこにでもあるようなものだが、その演出方法が他には見られない手法を用いている。
それはディズニーワールドの忠実な再現である。
もともとアニメや物語、すなわち空想の世界であったものを、ゲストがなんら違和感を持つことのないように完全に具現化している。
しかも、それを支えているキャストの育成に、独自のマニュアルによる教育システムを用いているのだ。
このオペレーションシステムこそが、正にディズニーランドのオリジナル性を支えている根幹だといえるのではないだろうか?
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