出会いのチャンスを活かせる人、活かせない人
好き嫌いの問題で悩むといえば、男女関係がうまくいかないときほど、強い精神的ショックを感じることはない。
失恋による自殺というものもあるくらいだから、自分の生命を絶ちたくなるほどのショックということができる。
誰でも、できるなら多くの人から好かれたいと思う。
ことに異性にはモテてみたいと願う。
それは男女共通のすべての人が持つ願望といってもいいだろう。
では、いったいどんなタイプの人が異性を引きつけるのか。
これは好みの問題もあって、なかなか答えにくい。
一つの共通点として挙げられるのは、社交的という性格を持っていることではないだかろうか。
しかし私の考えによると、それは同調性性格、つまり発展家で、あまり小さなことをクヨクヨと考えない、陽気な性格の人ではないかと思う。
こうした性格の人は、人の心をつかむことがうまく、一見思いやりに富み、人を飽きさせない会話ができる。
派手な面があり、目立つので、異性からも注目されやすい。
それでは同調性性格になれば万事がうまくいくかというと、そうともいえないところがある。
実は、いちばん浮気に走りやすいのが同調性性格なのである。
同調性性格は、人に自分を合わせることがうまい。
つまりご機嫌取りが上手である。
そのために好意を持たれやすく、異性とつきあうチャンスも増大する。
これが実は、結婚後は危険な性格となる。
何しろあらゆる異性に関心があるし、異性のほうも面白くて楽しいタイフの人なのだから、つい寄ってくる。
そこで浮気のチャンスも多くなるということになる。
では、モテないタイプとはどのようなものをいうのだろうか。
これは、魅力度の問題というよりは行動が消極的なために、チャンスに恵まれないというふうに解釈したほうがよさそうである。
実際、恋人ができずに悩んでいる人たちの大半は、「出会いがない」ということに悩んでいる。
そして、それを「職場に異性が少ないから」「周囲に異性がほとんどない」などといった理由で説明しようとしている。
しかし考えてみると、職場に異性が多かろうが少なかろうが、恋愛のチャンスが多くなったり少なくなったりするものではない。
世の中には男女はほほ同数いるのだから、本来はチャンスはどこにも転がっているはずのものなのである。
たとえば、女子大生の多い学 部や大学に入学したから大いにモテたという話はあまり聞かない。
その逆に男子だけの学 校や、女子だけの学校にいてもモテる人はモテるのである。
最近は、グループで男女交際する集まりを持つ若者が増えている。
そのような会合を利用すれば、どんな環境にいようと異性と出会うチャンスは十分にあるはずである。
また、近所には小さい頃からつきあってきた異性の友達がいることだろう。
学校時代にも知り合うチャンスはいっぱいあ ったはずである。
つまり、出会いというものは、自分の周囲にどれだけ異性がいるかという人数の問題ではないのだ。
そのチャンスをどう活かすことができる。
チャンスをどうつくることができるかという問題なのではなかろうか。
だとすると、積極的にチャ ンスをつくることこそが、出会いを広げることになるというわけだ。
関連記事
→モテる男になるためにはこの条件が必須!
この記事へのコメントはありません。