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リクープの意味~リクープしなかった映画一覧

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製作費100億円という映画も最近では珍しくなくなってきていますが、膨大な製作費をかけても、全ての作品が元を取れるわけではありません。

アニメや映画の製作委員会でよく聞く言葉に「リクープ」という言葉があります。

「リクープ」意味とは、映画製作にかかった資金の回収を示す言葉です。

リクープ率100%というのは、製作にかかった資金を全額回収できた状態を指します。

そんなリクープする方法ですが、興行収入の他にDVDの売り上げやレンタル料、テレビ放映などの2次利用などがあります。

映画は劇場公開後、数年をかけて収益を回収することが多いので、「この映画はお客の入りが悪かったからリクープしなかった」とはいえません。

また、興行成績が悪かった場合には、興行収入などを発表しないことが多いので正確なリクープ率を知ることは難しいのですが、あまりにも興行成績が悪い作品は、リクープ率も低い傾向にあります。

今回は製作費に対して興行成績が低かった作品、つまりリクープしなかったであろう作品をご紹介します。

興行赤字の大きいハリウッド映画

ハリウッド映画は「最も興行赤字の大きい映画」になることも、代表的な作品を見て行きましょう。

 

『カットスロート・アイランド』

カットスロート・アイランド

製作費・宣伝費合わせて1億ドル以上がかけられた作品ですが、その1割強ほどしか回収できず、ギネス・ワールド・レコーズに「最も興行赤字が大きい映画」として記載された作品です。

赤字の総額は1億4700万ドルにものぼるといわれています。

 

『47RONIN』

47RONIN

忠臣蔵をモチーフとしたファンタジーアクション映画で、主演はキアヌ・リーブス。

真田広之さん、浅野忠信さん、赤西仁さん、柴咲コウさんなど、有名日本人俳優も多数出演しました。

制作費2億2500万ドル(約180億円)をかけて作られた映画ですが、興行収入は1億5000万ドルほどで、赤字推定額は1億4900万ドル(およそ149億円)といわれています。

こちらは、公開日時の延期が繰り返されたり、監督が編集作業から外されてしまったりと、公開前からあまり良くない話が多かった作品でした。

 

『少年マイロの火星冒険記3D』

少年マイロの火星冒険記3D

火星を舞台にしたSFアニメーション作品で、2011年に公開されました。

制作費は1億5000万ドル、興行収入は3800万ドル、

赤字推定額は1億3000万ドル(およそ130億円)です。

日本映画の場合

日本映画でも、大コケしてしまった作品がいくつかあります。

その中でも有名なものをご紹介します。

 

『ファイナルファンタジー 2001年』

ファイナルファンタジー 2001年

こちらは、スクエアエニックスとハリウッドスタッフが手を組み、製作費167億円かけて作られた超大作映画です。

しかし、米国での興行収入はわずか3200万ドル程度で、早々に公開が打ち切られてしまいました。

米国から3ケ月遅れて公開された日本においても、全米での不評が影響したこともあり、興行成績は伸びませんでした。

結果、スクエアエニックスは総額130億円もの損失を出してしまい、映画事業から撤退することとなりました。

 

『R100』

R100

ダウンタウンの松本人志さん監督作品第4弾です。

5億円の製作費をかけ、全国で223スクリーンで公開されたかなり規模が大きい作品です。

しかし、公開2日間で興行収入はわずか5000万円台で、たった2週間で打ち切りにする映画館が続出しました。

1回の上映で観客が10人も入っていないことが多く、SNSではガラガラの座席がアップされる事態となりました。

 

『おしん』

おしん

「R100」と同時期に公開された映画ですが、こちらも大赤字だった作品といわれています。

「R100」より公開が1週間遅かったにも関わらず、「R100」より先に打ち切った映画館も多かったそうです。

 

リクープしないとどうなるのでしょうか?

最近の映画は多くの出資者から資金を募る「製作委員会方式」で作られています。

リクープしなかったということは、単に制作会社が損をしてしまうだけではなく、多くの出資者に損害を与えてしまいます。

大赤字を出してしまったプロデューサーは、信用を無くしてしまい、次回作を作ることは難しくなるでしょう。

映画がヒットする確率は、アメリカでは2勝8負くらいと言われています。

ハリウッドには、「10本作って1本当たれば良い」と言う人もいます。

日本では3本に1本ヒットを出せば、全体ではなんとか黒字になるそうです。

 

1本の大ヒットは他の赤字もリクープさせる

いかがだったでしょうか。

1本の大ヒット作品があれば、他の赤字をカバーすることができるほど、映画ビジネスは当たり外れが大きいものです。

そう考えてみると、残念ながらリクープしなかった作品でも、もしかしたら隠れた名作があるかもしれませんね。

もしもあなたが映画関係の仕事をしたいのであれば、こういった厳しい現実があるということも、十分理解しておいた方がいいでしょう。

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