人間関係

話下手・聞き下手を克服する方法!

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話し下手を気にする前にニコニコと 相手の話をよく聞くこと

世間の事情によく通じていて、頭の回転もよく機転もきくという人がいる。

そういう人だから、人と話すときも「立て板に水」

よろしく言葉が陸続と絶え間なく流れる。

しかもその話が面白い。

人の興味を引きつけてやまない。

それが「話し上手」といわれる人のイメージかもしれない。

 

では「話し下手」 と いうのは、どのようなイメー ジになるのだろう。

「話し上手」の逆なのだから、洗濯板に石ころという感じなのだろうか。

いうなれば嗣弁というものである。

 

そう表現すると、あまり聞こえのいい言葉ではない。

だが、人が信用するのはどちらのほうなのだろうか。

人を説得するというのは、言葉が水のように噴出すればいいのかというと、そうでもなさそうである。

 

アメリカの心理学者の報告では、前弁のセールスマンと流暢なセールスマンでは、顧客はどちらに信頼を置くかというと、多くの人が前弁のセールスマンのほうを支持したという。

言葉が流麗に流れていく人は、確かに聞いていて心地よいが 、そのあまりの雄弁さに、逆に顧客は、彼は本当は嘘をいっているのではないかという不安を感じるのだという。

一方前弁の人は、懸命に足りない言葉を駆使して、商品の説明をしようとする。

その言葉は聞き苦しいが、その説明の中身には真実味が感じられる。

そんなことから、 アメリカではト ップセールスマンには、 前弁の人が意外に多いという報告さえなされているそうすると、話し上手という基準は、なかなか難しいものだということがわかる。

私もいく人か、話し上手といわれる人に出会っている。

 

その中で、とくに印象に残っているのは黒柳徹子さんだ。

ただ、誤解のないように注意しておくと、彼女が話し上手だというのは、早口であると か、口数が多いとか、そういう意味でいっているのではない。

黒柳さんは、機関銃のようにしゃべりまくる印象が強いが、それは単にメダルの片面しか見ていない。

 

実際は、彼女ほど聞き上手な人はいないのだ。

つまり、彼女は話すべきときは実によく話すけれども、人の話を聞くときにはちゃんと聞いているというタイプなのだ 。

たとえば『徹子の部屋』に代表されるような対話番組を見ていると、彼女が実に相手の話をよく聞いていることに気づかれるであろう。

 

相手が何か一つのまとまった話をする。

すると彼女は「うーん、そうなんですか」とじっくりと相づちを打ち、その話の内容をしっかり味わうべき時間をとるのである。

それが相手の気持ちを一層前向きにする。

 

つまり、見事な「間」となっているのだ。

この「間」ということが、会話では重要な意味を持っている。

会話は考えながらしゃべ ることが多い。

 

考えがなかなかまとまらないときもあるし、人によっては、すぐに適確な 言葉を口に出せない人もいる。

それを考えないで、相手が黙ったら、すぐに合いの手を入れたり、話題を変えてしまう人がよくいる。

アナウ ンサーやキャスターの中にも、そうし た「聞き上手」の訓練のできていない人を随時見かける。

 

時間に追われて、時間内になるべく多くのことを詰め込もうとする心理が働いているからだろう。

しかし、相手の心根を本当に画面の上で表現したいのなら、相手の思考に合わせて会話をつないでいくことが必要だ。

相手が考えて、ぽんと面白い言葉を出す。

 

それが、また 一 つの 雰囲気をつくるのである。

あるとき、こんなケースがあった。

たまたまラジオで聞いていたのだが、 まだあまり知名度も高くないある女性タレントが、アナウンサーを相手に話していた。

 

ところが、彼女の対応ぶりは、少しイライラさせるものがあった。

アナウンサーがなにか聞きたいことがあって、それを持ち出そうとしているのだが、それを持ち出す暇がないほどに、自分のベースでじゃんじゃんしゃべりまくるのである。

アナウンサーがそれなりに気のきいたひと言を入れるだけで、会話が新たに展開され、その女性タレントの別の側面が聴取者の前に明らかになるはずなのに、女性タレントにはそのあたりの気配りも神経もないらしいのだ。

 

このときとばかり、自分だけが番組を占領した感じで、一人で声高にしゃべりまくっているだけなのである。

とうとうアナウンサーは、「サジを投げる」というかたちになり、彼女とのトークを途中で打ち切ってしまった。

これを聞きながら、私は「ほら見たことか」と思った。

 

もしその女性タレントが「自分は話し上手だ」と思っているとしたら、それは大変な見当違いであるといいたかったのだ。

 

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