人間関係

自分勝手な夫に離婚を言い出されたても妻有利?

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自分のことを自分でしない勝手人間に未来はない

人聞の性格は先天的なものと後天的なものに分けることができるが、大きく左右するのは、やはり生まれてからの環境だ。

つまり、性格の形成は主に家庭環境によってずいぶん違ってくる。

とくに母親の態度が子供に及ぽす影響は強いものがある。

また、当然、父親の存在も無視できないものがある。

だから、夫婦がしっかりしていなければ、なかなかうまいしつけができない。

このためかどうか、最近、夫婦の聞には対話がないとダメだと盛んにいわれている。

 

かつてのように、親父は黙って床の間に座っていればそれですむ時代ではなくなった。

男も台所に立って家事をしたり、子供の教育を心配し、妻とのコミュニケーションも欠かせなくなっている。

となると、男の分担は従来のように仕事をしているだけではダメで、家庭内にまで目を配っておかなければならない。

 

私はこの傾向は、社会の女性化と無縁ではないと思っている。

夫がおしゃべりで困るという例は稀で、大抵は妻のほうがおしゃべりで夫のほうが無口だ。

ということは、夫婦の対話を夫は求めなくても我慢できるが、妻はそうはいかないということになる。

だが、社会が女性化したと反発するだけでは、問題は解決しない。

考えてみると、夫にとって何がいちばん怖いかといえば、自分が死ぬことではない。

それよりもっと怖いのは、妻に先立たれることだ。

 

これは何も私ばかりだけでなく、世の夫のほとんどがそう思っていることではないだろうか。

何しろ、妻に死なれた夫は、自分のパンツのありかさえわからないので、戸惑うことになる。

このために、妻に先立たれた夫は、死期が早まるときえいわれている。

 

とくに、仕事一筋で仕事のことしか考えてこなかった夫に、その傾向が強い。

さらに、研究や趣味の追求に忙しく、世俗的なことからいっさい遠ざかっていた夫なども、非常にもろいものである。

これは、結局、普段から家庭内のことにいっさいタッチせず、妻にまかせっきりにしてきたために罰が当たったというべきかもしれない。

 

日常生活で妻に依存してきた男は、家事ひとつ満足にできないし、家のどこに何があるのかも知らない。

極端な場合は、夫は洗濯機の使い方も知らないし、炊飯器でご飯を炊く こともできない。

これではいざというときに困るのは目に見えている。

 

だから、家庭をなおざりにしてきた夫は、妻に先立たれると、大変困惑する。

そのため、 このような夫は、寿命が15年は縮まるといわれている。

だから、夫が妻との関係を大切にしたり、家庭内のことに首を突っ込んでみるのも、将来自分が俺びしさを味わわないための準備運動だということになる。

 

男子厨房に入らずとばかり、妻や家族との関係をなおぎりにしている夫は、 いずれは手痛い目にあうことを忘れてはならないのだ。

つまり「男子厨房に入るべし」というのは、夫の女性化というよりは、夫が長生きするための方法と考えたいのである。

 

 

趣味が一致するほうが本当にいいか

 

恋愛のきっかけに趣味の一致ということがある。

確かに、自分の大嫌いな趣味を持っている人とつきあうのは苦痛である。

だから趣味が 一致した人のほうがベターだ。

 

それ自体 は大いに結構だが、ただ、多少注意しておく点がある。

互いに共通する部分しか見えないという傾向に陥りやすいということだ。

恋愛中はそれでいいが、結婚というのは日常生活をまるごと共に過ごす場だ。

 

そこには 恋愛中は互いによく見えなかった部分や、アッと驚く面も当然ながら見えてくるのである。

夫婦は、互いに異な った家風や家庭環境を持つ家族の聞で育ってきた男女が、一緒に暮 らすことである。

また当然、生まれつきの性格も異なっている。

 

そのために味噌汁の味からはじまり、卵焼きに砂糖を入れるか塩を入れるかでもめ、箸の上げ下ろしをめぐって衝突する。

夫婦喧嘩のタネは尽きない。

しかし逆に、そこそこ、むしろ尽きない興味が生まれるのではないだろうか。

 

たとえば、 片や凡帳面で短気、片やのんびりのスローという違った性格の者が一緒にいる からこそ、夫婦生活に味が出るのであり、一緒に暮らす意義があるのだ。

もし同じような人間が寄り添っているとしたら、これほどつまらないものはなかろう。

わからない部分や違っている部分があるからこそ、夫婦生活は楽しいのである。

 

男と女は、 まさに違った者同士である。

その違った者同士が、互いに違うということを意識しながら一緒に暮らしていくことが、夫婦生活の本領ともいえる。

だから、できれば夫婦は趣味が一致しないほうが理想であるといえる。

 

もし趣味が同じならば、互いにライバル関係になる恐れがあるからである。

夫婦はライバルであってはならない。

共同生活者で、互いに相手を立てることが必要なのだから、対立関係ではうまくいかないのである。

 

とはいえ、まったく理解しあえない趣味を持つ者同士はやはりうまくいかないことだろう。

そして、共同して何かを一緒にやるというのは、夫婦の紳を健やかに育てるためには大切なことでもある。

たまには夫婦一緒に旅行をするのもよいだろう。

 

旅行というのは、知らない土地に行くわけであるから、思いがけない困難に遭遇することもしばしばある。

予定の飛行機が急にキャンセルになったり、入国審査官が難問をふっかけたりすることも ある。

そうしたトラブルに出会うことが、逆に夫婦の併を強めることになる。

 

つまり、二人で共同で難問を解決することになるわけだから、自然に夫婦の結束が高まるというわけである。

いい風景とおいしい料理に出会うことができるのも旅である。

日常生活の憂きから逃れた非日常空間に触れる楽しさを、夫婦二人で共有することができる。

こうしたプロセスがいつも新鮮な夫婦感覚を蘇らせるのだ。

 

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