心理

人を誉める心理と気をつけること

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なぜ人はこんなにも褒め言葉に弱いのか?

人は違った動機で同じ行動をする。

ここで、人が相手を「ほめる」時、どのくらいの動機があるかを考えてみよう。

 

・関係を円滑にするためにほめる。

・いたわりの心でほめる。

・活力を生み出すためにほめる。

・よいしょのために、お世辞でほめる。

・取り入るためにほめる。

・おだてて何かをやらせるためにほめる。

・好かれようとしてほめる。

・ほめることでしか相手と関われないからほめる。

なぜこの人はこういう行動をするのかという、行動の動機を間違えるのが自己執着の強い人である。

言葉が本当に意味するところを顔の表情などから判断しないからである。

それぞれの動機で顔の表情は違う。

 

しかし、自己執着の強い人は、顔の表情が怒っていても言葉が丁寧だと、ほめられたと錯覚する。

自己執着の強い人は、水商売のようにもてなす人と、そうでない人の違いがわからない。

ほめる時には、自分が楽しもうとしてほめている人もいる。

 

母親が楽しようとして、子供をほめてバケツで水を何杯も運ばせようとするのと、本当にその子をほめていることの違いがわからない人がいる。

「ほめて使え」とか「ほめ殺し」という言葉があるように、ほめるということは必ずしも、本当の意味で相手をほめてはいないこともある。

心に葛藤のある人、人を利用する人は、ほめるということを操作の手段にしている。

 

そして、ほめて操作をしようとする人は、思った通りにいかないと皮肉を言ったりする。

あるいは急に態度を変える。

だから、相手が得になることを、こちらがしてあげてほめられた時には要注意である。

そそのかされている可能性が大きい。

相手があなた個人をほめるのと、相手に得になることをあなたがして、相手があなたをほめるのとでは違う。

ずるい人は、言いにくいことをあなたに言わせようとする時に、あなたをほめる。

 

たとえば、 Aという人に何か言いにくいことがあるとする。

そこであなたが「私が言ってあげる」と言う。

その時に、「あなたって勇気あるわね」と、あなたをほめる人がいる。

 

そういう人は要注意である。

あなたは単に道具として使われているだけかもしれない。

人は、相手を利用しようとする時にほめる。

 

たとえば、誰もしたくないことがある。

ネズミに鈴をつける役割を担う人がいない。

そんな時に「先生は、さすがに大物ですね」とか「将たる器の先生が」とか、ほめ言葉を並べ出す。

 

したがって、ほめられることで心を癒そうとしている人は危ない。

そのほめ言葉にそそのかされて、損な役割を引き受ける。

「将たる器の先生が」と私をそそのかした人は憎まれないが、言いにくいことを言った私は憎まれる。

 

そして、その結果から利益を得るのは、そそのかした人である。

人をそそのかし、自分が利益を得る人は、本当に質の悪い人間である。

そそのかされた人間のほうはひどい目にあっているのだから。

 

そそのかされた人は、その結果として、自分の居場所を失う。

私は、「お人好しで、そそのかされて、行き場がなくなった人」を何人も知っている。

人を利用する人は、あなたの耳元で「あの人と戦わなければ、あなたは天下を取れない」と、あなたをそそのかす。

 

そして、お人好しのあなたは、ある上司と戦う。

しかし、そそのかした人は、裏でその上司とうまくやっている。

自分とその上司との関係をしっかりさせるために、上司が自分に頼らなければならない状況に追い込むために、あなたにその上司と戦わせたのである。

 

そそのかされたあなたは、会社で行き場がなくなる。

それまでの汗と涙の努力はゼロになる。

 

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