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リーダーシップの定義や要素5選

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すばらしいアイデアと明確なビジョンがあれば、世の中を変えることだって夢ではありません。

とはいえ、そこには絶対的な問題が一つあります。

いくらあなたが先頭に立っても、誰もついてきてくれない場合です。

リーダーシップをとるのは、その術を心得た人にとっては優しいことですが、リーダーシップをとりたいと思っている人には難しいことです。

もっとも、効果的に人を指導していくことは「術」というほどの術ではありません。

そこで、情熱にあふれた理想的なカリスマ指導者に誰でもなれる、リーダーシップの定義や要素5選を探っていくことにしましょう。

有能な指導者になるには力学的な要因がいくつか存在しますが、それらはおもにリーダーの特性、リーダーシップの力学、といった二つのカテゴリーに分けることができます。

自分の視点だけで、ものを見ていないか?

リーダーシップをうまくとるには、他者の視点でものを考えなくてはいけません。

人の欲望、欲求、要求に訴えれば、相手が誰であれ、動かすことができます。

しかし、その前に頭に入れておいてほしいことがある。

人はあなたの配慮を察して初めてあなたの知っていることに関心をもつのである。

あなたが本気で話をしているかどうか、人には伝わるものがあります。

ですから、信念をもっていなければ、人を導くことはできません。

古代中国の名著『老子』には、リーダーシップに関する啓発的なくだりがあります。

そのくだりを参考にしてみると、「指導者として成功する者は、己と民衆とを完全に同一視することで、民衆から信頼と支持を勝ち得る。民衆のためになることを当然のように行なうのは、指導者自らのためにもなるからだ」と伝えています。

つまり、民衆と「一体化」するためには、けっして目立ってはいけない。

いつでも民衆の一人でいることが、まずリーダーシップに必要な要素であり定義であります。

独裁者と真のリーダーの決定的な「違い」

しかし、民衆のためになるだけでは不十分です。

なぜなら、民衆の指導者にならなくてはいけないからです。

プライドが高いからといって、優れたリーダーになれるわけではありません。

それは、マハトマ・ガンジーやキング牧師を見れば一目瞭然です。

謙譲(自分を低めること により相手を高めること)の精神があるからこそ、人はついてくるのです。

ここで1つ、「老子」からまた引用させてもらおう。

「言動に騎り高ぶったところのない指導者の姿に、民衆は自分の姿を見る。だから、こうした指導者はけっして飽きられることがない」

自制心のあるリーダーは、怒りや不安を抑えることができます。

だから、影響力があるのです。

歴史上の人物には、エゴのかたまりのような専制君主、独裁者がたくさんいるが、真のリーダーとは、自ら権力を欲してほかを支配しようとした人ではなく、否応なしに担ぎ上げられて指導者となった人である。

リーダーシップに必ず必要な要素とは、人よりも自分のほうが格が上だと威張ってはいけない。

ただ、人よりも進んでリード役を務め、必要なことをするための心構えをもっていることが、リーダーシップの定義であり要素であります。

 

アイデアは整理して、単純明快が一番

アイデア

人を動かし、指導するにはどうするのが一番効果的でしょうか。

それは「無為(自然のままに任せて、手を加えないこと)」であることです。

この一言に尽きる。

誰だって複雑で混乱を招くような戦略に従おうとは思わないのです。

そこで、また『老子』から知恵を借りるとしましょう。

「策略を人に押しつけるような指導者は、組織構造をむしばむような社会行動を引き起こすことになる。なぜなら、巧妙な戦略に共鳴した者が悪知恵を働かせるようになるからだ。しかし、指導者が策略を弄さずに組織を導けば、生来の狭滑者も影を潜めるだろう」

つまり、自分の考え方に賛同してほしいなら、アイデアはわかりやすく整理しておこうということです。

あなたの提案に例外や重要なポイントが山ほどあるようでは、関心が削がれてしまい、誰も支持してくれなくなる。

単純明快、単万直入にすることです。

ただし、融通が利かないと、効果がなくなるので気をつけてほしい。

石頭に見られたら、非合理で非現実的だと思われてしまいかねません。

楽なほうに流れてはいけないが、筋が通っているなら、ある程度の柔軟性は必要であります。

 

この「人間力」に人は黙ってついてくる

リーダーシップをとるための効果的作戦は、これでおわかりいただけたかと思いますが、有能なリーダーなら必ず心得ている要素があります。

人の協力を得るには、時としてメンバーの一人一人を感化できるだけの能力がいる、ということだ。

そこで、さらに一歩踏み込んで、「人間」として、またリーダーとしての自己の表現法について見ていくことにしよう。

責任と権威あるリーダーとしての行動にも、人として絶対にすべきこと、すべきでないことがいくつか存在します。

 

第一に、情熱と権威をごっちゃにしてはいけない。

過度の思い入れは禁物です。

感情を表に出せば熱意が伝わる。

これは別に悪いことではありませんが、これは自信や権威ある態度とは違うのです。

熱意にあふれたリーダーは信用できるが、誰もついていこうとは思わない。

 

第二に、相手が誰であれ、どなりつけたり、声を荒らげたりしてはいけない。

そんなことをしたら、尊敬されなくなってしまう。

自らを制し切れない人間が、人を制することができるわけがないのです。

また、人を制することができない人間の話に、いったい誰が耳を傾けるでしょうか。

 

第三に、「誰に対しても」敬意を表すること。

人を無視するようでは、あなたがどれほど偉大でも、人はそうは見てくれない。

器の小さい人間だと思われるのが落ちです。

人を分け隔でなく尊重し、思いやることができれば、立派なリーダーに欠かせない大事な資質、すなわち「カリスマ性」を備えていることになる。

 

このとらえどころのない要素は、人の優れたところを引き出すことによって得られるもので、あなたのすばらしさをアピールしたからといって得られるものではありません。

人は自らの気分を高揚させ、価値を見出してくれる人には従うが、無力な自分を自覚させられるような相手には従わないものです。

有能なリーダーはわざわざ人に信じてもらおうとはしない。

むしろ、人がどうしたら自分自身を信じることができるかを説くものだ。

最後に、数多くの実験結果によると、二人あるいは二つのチームが共通の目標に向かっているときは、緊張が緩和されるという。

内部抗争があったり、結束力に欠けたりするときは、皆の注意を一つの外圧(外部から働く力)に向けるといい。

 

人を投入するタイミングと方法こそ「評価の分かれ目」

評価

人から熱烈に支持されたとしても、それだけでは足りない。

きちんとコミットしてもらう必要があるのです。

そこで、心理学的なテクニックの出番となる。

リーダーシップをとるうえで一番重要な要素は、人を投入するタイミングと方法を知ることです。

この間題の扱い方しだいで、リーダーはつくられもし、つぶされもする。

問題は、リーダーにとって、部下にどの程度参加してもらうのが理想的か、ということだ。

経営においては、民主的リーダーと専制的リーダーのどちらがいいのだろうか。

ヴルームとイエットンの研究によれば、部下の参加度については、リーダーが自ら管理したほうがよいことが分かる。

リーダーが部下の参加度をほどほどに許可した場合は、参加度が極端に多すぎたり、あるいは少なすぎた場合よりも一般に効果的だという。

仮にリーダーが部下の支持を必要とせず、自分のノウハウにおいて意思決定ができるときは、援助を求めてはいけない。

ただし、どうしても人の支えを必要とする場合は、援助を求めたほうがいいだろう。

こうした状況の違いを考慮に入れられるよう、強いリーダーシップを発揮するには、柔軟性がなくてはなりません。

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