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なぜユニバはディズニーをなかなか超えれなかったのか?

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USJがなかなかにディズニーリゾートに勝てない理由

以前にも書いたが、最近マスコミではディズニーリゾートを東の横綱にたとえ、USJを西の横綱としてよく比較している。

USJが経営的に絶対不利なのは、今まで遊園地・テーマパークの必敗パターンである第三セクター方式の採用に、その根拠を求めることができよう。

そもそも、「神」とも「王」とも言われる客に対して最高のもてなしを必要とする小売業やサービス業は、自分たちが「お上」である役所にもっとも向いていない商売なのである。

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例えば、スリッパで執務をするのがいけないなどという意見が出たとき、「個人の権利」で反論するような姿勢では、小売業・サービス業は成り立たないのである。

これは理屈ではない。

確かに、USJは来場一千万人の壁を最速で突破した(その後すぐにディズニーシーに抜かれた。

 

しかし、一千万人とはビギナーである。

万国博覧会などのように、期間限定のお祭りならば快挙といえるが、恒久的にその土地で商売を続けていくのであれば、リピーターの獲得こそがバロメーターなのである。

フリースが八百万枚だの千二百万枚だのといってわが世の春を謳歌したユニクロと、その構造は変わらない。

 

こういうのを世間では一発屋と呼んでいる。

実際、ここに来ていくつかの事件が続いている。

ある香料会社が日本で許可を受けていない香料を使い、多くの菓子などが回収された。

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この香料を含んだ菓子がディズニーリゾートのショップでも販売されていた。

ディズニーリゾートではこのことをいち早く公にした。

そして、新聞広告やマスコミ向けのニュースレリース、自社のホームページなどで顛末を明らかにし、回収の告知とお詫びを行ったのである。

 

この香料は基本的に人体には影響ないとされ、現在の認可制度が申請によるものであったため、申請がないから許可されていなかったというような類のものであった。

実際、欧米では広く使われているところもあるという。

後に厚生労働省も、申請がないものでも安全性が確認できるものは許可するとしている。

 

この香料を使った香料会社は問題だが、それらを二次的・三次的に使用した菓子を販売していた小売業に、その責任を問うのはやや酷とも言える。

中には善意の第三者を装うところもあったくらいで、それが特に批判を受けるほどのことでもなかったのだ。

にもかかわらず、ディズニーリゾートはわがことと捉え、ゲストの信用回復を第一に、ある意味、過剰とも取れる措置を行ったのである。

 

それだけではない。

ディズニーリゾートを訪れたある団体が、その後食中毒を起こした。

それに対しディズニーリゾートは、その原因がわかる前にその団体が食した生もの関係の販売を停止した。

 

後に原因はディズニーリゾートとは関係のないところであったことがわかり、生ものの販売はその段階で再開された。

無論、生ものの販売停止中に各食品セクションが再点検されたのは言うまでもない。

これもある意味過剰反応であり、うがった見方をすれば、初めから原因がないことをわかっていながら、一種のパフォーマンスとして生ものの販売を停止したと取れないこともない。

 

しかし、それは結果論である。

もし、パフォーマンスであるのなら、万一原因が自分たちにあった時は取り返しのつかないダメージを被る。

まさに、両刃の剣といえよう。

 

確かに、ある内部関係者によると食中毒など起こるはずがないそうである。

要するに、生ものの販売停止がどうというのではなく、そういった行動に出るほど自信のあるオペレーションシステムを、構築しているところがすごいのである。

それに対し、USJのほうはお粗末極まりない。

 

レストランで使っている食材が期限切れだったのである。

しかも、それは部門の幹部が自らの判断で期限の書き換えをしていたそうだ。

その前年に雪印食品の牛肉産地偽装事件が発覚して以来、食品の賞味期限についてはいろいろ社会問題化していたのに、である。

 

偽装を行った当人がそれを知らなかったはずはない。

にもかかわらずそういったことが行われたというのは、いったいどのようなオペレーションを行っているのであろうか。

そして何より、雪印食品などがそうであったように、本当は会社ぐるみで行われていたのではないかという疑惑も払拭し切れない。

 

後に、開業当初もそのようなことがあったという報道もなされていた。

天下のUSJがこれではあまりにもお粗末だとしか言いようがない。

ところが、不祥事はまだ続く。

 

USJのレストランの地下飲料タンクが、その上を通る下水管の破裂により汚物まみれになったというのである。

設計上に違法性はなかったという。

しかし、そんなことは何の言い訳にもならない。

 

ゲストが口にする飲み物を貯蔵するタンクが、汚物によって汚されたのである。

確かに、汚れたのはタンクの外だから、実際口にするものはまったく問題がないといえばそうである。

しかし、それでゲストは納得するであろうか。

 

残念なことにこれで終わったわけではなかった。

次に発覚したのは飲料水に工業用水が混入していたという事件と、更にゲストが水をかぶるアトラクションの池の水に多量の大腸菌がいたと
いう事件である。

いずれもディズニーリゾートではその歴史の中にあり得なかったものばかりである。

 

このような事件が続いてはゲストに見放されるだけでなく、クルー(USJ)では接客従業員をこう呼ぶ)の士気にもかかわってくる。

あれだけの規模で営業しているのだ。

長い間には何かと問題も起きる。

 

USJは開業後まだ日が浅いにもかかわらず、立て続けにこういった問題を起こしている。

しかし、それはある程度大目に見られないこともない。

今後その失敗を繰り返さなければよいのだから。

 

しかし、それが信用できないのだ。

なぜならば、USJはこの問題に関して、積極的に謝罪や顛末の報告を公にしていない。

あくまで役所に対するものが優先されている。

 

彼らにとって大切なのはゲストではない。

役所なのだ。

なぜならば、彼らが第三セクターであり、役所に準じる組織だからである。

 

それにこれだけ続くということは体質的な問題に加えて間違いなく何らかの形で内部告発が起きているとも考えられる。

要するに、クルー等の中にUSJ体質に反発を持つ者がいるということだ。

これもディズニーリゾートでは考えられない。

 

このような状態では、いくら地の利に恵まれていたとしても、宮崎のシーガイアと同じような運命をたどりかねない。

ディズニーリゾートとはレベルーランクが違う。

これでは東の横綱に対して西の幕下といったところか、テーマパークに限ったことではないが、小売業・サービス業はどこを向いて仕事をすべきなのか、いまさらながら考えさせられた事件であった。

 

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