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いじめや悩みを隠す子供に潜む危険性2つ

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いじめや悩み事を親に隠し通す子供は昔からいましたが、昔と今の時代の大きな違いは、親が子供に夢を持ちすぎているため、子供が非常にストレスを感じやすいという点です。

ですから、いじめや悩みを隠し通して自殺を試みる子供が後を絶ちません。

もちろん、いじめや悩みといった原因を無くすことができれば最悪の自体を免れることはできますが、実はいじめや悩みを隠すことによって、潜む危険性というのはまだまだ存在するのです。

今回の記事では、そんないじめや悩みを隠す子供に潜む危険性について、もっとも代表的でよく見られる危険性の2つについてご紹介しようと思います。

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悩みを溜め込みすぎると「暴発行動」が起こる

家庭内暴力の問題が叫ばれはじめて長いですが、まだまだ家庭内暴力は跡を絶っていないのが現状です。

なぜ子供が暴力に訴えるか。

原因は精神科的にはいろいろと考えられます。

例えば、人は苦境に立たされると、いろいろな反応を引き起こす。

代表的には、逃げるか戦うかという反応を示します。

つまりエスケープ・オア・ファイトと呼ばれる行動に出るというわけです。

これは動物でも同じですが、危険を感じたとき、最初はまずはそれから逃げようとする。

エスケープ・オア・ファイトとは、「逃げるが勝ち」の姿勢をとることを言います。

ところが、いくら逃げても無駄だと分かると、今度は反撃に転じる。

つまり「窮鼠猫をかむ(弱い者も追いつめられると強い者に反撃することがある)」という心理状態で、戦いに転じるということです。

特にいじめなどの深刻な悩みを持っている子供ほど、このエスケープ・オア・ファイトという行動に出てしまうのです。

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これは大人でも同じです

例えば、夫婦喧嘩をしていて、口では女房にかなわないとみるや、暴力でこれに対抗しようとする夫がいる。

これも、追いつめられたがゆえの行動です。

このように無闇に暴れまわることを、精神医学では「感情暴発」と呼んでいます。

「感情暴発」を分かりやすく例えてみると、あるとき外を歩いていたら、電話ボックスにスズメが入りこんでいるのを見た。

そのスズメはボックスの中から出ようとしているのだろう。

懸命に飛ぼうとしているのですが、あちこちにぶつかり傷ついている。

出口なしの状態に恐怖し、必死でもがいています。

しかし、入ったからには入り口があったはずなのですが、スズメはそれに気づかない。

何か行動しなければ、このまま狭い箱の中に死ぬまで閉じこめられてしまうのではないかという不安から、バタバタと無駄なあがきをしているのと同じです。

考えてみれば、たいていの電話ボックスには把つ手の代わりに穴が聞いているはずである。

そこからスズメはボックス内に潜りこんだはずなのだ。

ところが、いったん自分が閉じこめられてしまうと、そうして自分が穴から入ったことを忘れてしまい、出口がないと勘違いしてしまう。

多くの人は苦境に立たされたとき、このスズメと同じようなパターンをとりがちなのです。

ただ最初は、とりあえずは我慢するという行動をとりますが、それがダメだとわかると暴力をふるうようになるのです。

 

大人が陥りやすいエスケープ・オア・ファイトとは?

会社で自分のミスを上司から、同僚などみんながみている前で、厳しく叱責されたとしよう。

それが正当な理由による叱責であっても、叱られたほうは不満を持つ。

だからといって、上司に面と向かって文句を言うことはできません。

そのために、怒りや不満をぐっと 腹の底に押さえこむ。

その怒りや不満を、別の方法で直後に解消できればいい。

あるいは、「よし、次は叱られないように、もっといい仕事をしよう」というように、バネにできればいいのですが、これが内向してしまうと大変である。

「私は、能力がないのだろうか」とか、「どうして私だけが、上司から叱られてしまうのだろうか」などと、くよくよと思い悩むことになる。

真面目で実直な人間であれば、なおさら「こんどから絶対にミスをしないようにしよう」などと、自分を縛りつけてしまうのである。

この結果、その人は始終過度の緊張状態に包まれることになる。

そしてそのために、次にはとんでもない凡ミスをおかしてしまうことに繋がるのです。

それで、またもや上司から叱責をかい、さらに内向して「もう私はダメなのだ。無能なのだ」などと、どんどん絶望の淵を歩みはじめるのだ。

 

大人も子供も溜め込むと「うつになる」

実は、これが「うつ」をはじめとする心の病への入り口なのです。

つまり、我慢してしまうということが、不満の発散を押さえてしまい、内向させ、やがて火山のマグマのようにたまって、いつか爆発してしまうのです。

このような人は、例えば遊び一つをとっても、ひとつに熱中してしまうとそれ以外のものに目が向かなくなってしまう。

テレビゲームをやりはじめると、この人の頭の中には、ゴルフも水泳も、映画もなくなってしまう。

あれやこれやあちこちに手を出すという器用さがないのである。

つまり、なんでも「一辺倒」になりやすいということである。

そして、なんでも自分ひとりで解決してしまおうという傾向もある。

融通がきく人間ならまだいいですが、このタイプはたいていが融通がきかない人間が多い。

はけ口を持てないために、さまざまな不満や不平をためこんで、自分でも処理しきれなくなってしまうのです。

こうした人は、ちょっとした拍子に壊れたり傷ついたりしやすい。

剛構造より柔構造のほうが、ショックには強い。

人間も柔構造でなければ、心の病気に弱くなってしまうのである。

家庭内暴力もまた同じで、子供の暴力を引き出しているのは親の方だったということも多いのだ。

また、「エリート職業や大学ほど鬱になりやすい理由」もセットで読んでみましょう。

子供の将来を考えるがゆえに、子供に勉強を叩き込む親が増えていますが、エリート=子供の幸せに繋がるとは、必ずしも言えないのです。

その理由が、上記の1ページを読むことで分かるでしょう。

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